事実と解釈は分けて考える

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おだやかに機嫌よく過ごすライフコーチの十条らいふです。

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新卒で採用した社員から
話を聞いてほしいと言われました。
新卒といっても
もう30過ぎの中堅どころです。

「自分は会社の指示で親会社へ出向している」
「出向元の上司からは特に何も要求がない」
「自分は会社から見捨てられた存在ではないか」

会社から見捨てられている?
そうなんですか。それは辛いですね。
でも、それって事実なんだろうか。

発生している事実は

・出向している
・その間、出向元の上司からなにも言われていない

ということです。

その事実を

・会社から見捨てられている

と解釈しているわけです。

この人は
解釈したことを
事実だと思い込んでいて
苦しんでいるのです。

さらにこの人は
昨年、出向先での活躍が評価されて
昇格もしているのです。

そうした事実もあるので
本当に見捨てられてるんですかね?と
問いかけてみましたが
本人はなぜか認識していないのです。

上司から何も言われないという事実を
「見捨てられている」と
解釈しているのです。

事実の背景には
いろいろあると思います。

上司が忙しすぎてフォローする暇がないのか
無関心でフォローする気がないのか
信頼してまかせているから何も言わないのか

話を聞いていると
上司との会話の機会が少ないのに加えて
信頼関係もないようでした。

信頼関係があれば
「何も言われてない」
という事実に対しても

「自分はまかされているんだ」

と解釈して
発奮の材料にできたかもしれません。

起きている事実には
なんの色もついていませんが
人はそこに色をつけて解釈します。

それがその人にとっての事実になります。

この中堅社員の例でいえば

「何も言われない」
という事実は

「上司は自分を見捨てている」

という解釈にもなるし

「上司は自分を信頼している」

という解釈にもなります。

悩んだら
起きている事実と
その解釈を整理してみると良いです。

そのことを中堅社員に話したところ

「そうかー、そうなんですね」と
暗かった表情が明るくなりました。

後日
「あのときの面談のおかげで救われました」
というメールをもらいました。

出口が見つかってよかったなと思います。

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