「もっと時間があったらな」
と思うときがあります。
もっと時間があれば
もっといい企画になったかももしれない
もっと時間があれば
好きなところに旅行いけたかもしれない
もっと時間があれば
ゆっくり寝て疲労がとれるかもしれない
自分の自由にできる時間が
あり余っているとしたらどんなに良いだろう。
普段から忙しくしている人は
そんなことを考えることもあると思います。
ところが
1日の自由時間が多すぎると
幸福度が低下するというペンシルベニア大学の調査があります。
人には適度な緊張と制約があるなかで
時間を使うことで達成感や成長を実感することができます。
しかし適度な緊張も制約もなく
時間があり余っていると
何もしないことに慣れてきて
そのうち行動すること自体が億劫になります。
これは私も実体験がありまして
次年度の事業計画案を作成するために
集中して取り組もうと思って
有給休暇を2日間とって
ホテルにこもってやろうとしたことがありました。
ですが、結果的にほとんど進みませんでした。
時間がありすぎると
却ってなにもできなくなるということを体感しました。
行動がおっくうになると
新しいことに取り組もうという意欲がなくなります。
定年後は仕事を完全に止めて
自分のやりたいことに取り組もうと思っても
なかなかそうはいかないのかもしれません。
ある程度の制約をもっておくほうが
行動を促すことができそうです。
人間はそのようにできているのかもしれません。
自分自身を知る | コーチ探せる
自分の価値観や考え方の癖は、意外に自分ではわからないものです。自分の心のなかの棚卸しをするつもりで対話してみませんか。