部下への権限移譲は大事なことだと
頭では理解していても
実践するのはなかなか難しいものです。
確かに権限移譲がうまく機能していると
部下の能力向上や
組織の生産性を高める効果があります。
しかしながら
権限を委譲しているつもりでも
結果的にはそれが放任につながってしまっている
ことが時々見受けられます。
権限移譲は英語では
”empowerment”
と言います。
つまり上司のもつパワーを与えることです。
具体的には
上長の役割のうち一部の権限を渡すことで
部下の成長を促すことはもちろんのこと
問題をできるだけ現場レベルで解決させるようにすることです。
そうすることで組織の生産性や自律性が上がります。
権限移譲のもう一つの効果は
上司自身の部下育成能力を高めるということがあります。
いままで上司自身が手を動かしていたことを
部下に渡して
部下の動きを観察し
フィードバックをしながら導いていきます。
権限移譲とは
単に上司の仕事を役割分担することではありません。
部下は今の時点では、まだ管理職の経験がないのですから
そこはフォローしていく必要があります。
これによって成果が伴うようになると
上司の育成能力があがり
上司本人のパフォーマンスだけでなく
組織のパフォーマンスを上げることに貢献できるようになります。
権限移譲は上司自身の成長にもつながります。
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