人が他者と接するときの態度として
おおよそ3つのアプローチがあります。
1)自分の価値観を積極的に語る
2)相手の価値観を積極的に知る
3)遠慮して自分のことは語らない
1)の積極的に語る人は
自分の考えは正しいと思っていて
「こうしたほうが良い」と伝える人です。
場合によっては
それによって他者を救うこともありますが
疎ましく思われることもあります。
2)の相手の価値観を積極的に知ろうとする人は
目の前の相手に関心を持つので
「返報性の法則」が働いて
相手もあなたに関心を持とうとします。
「相手を理解しよう」と思うから
相手からも理解されることができます。
こうした人は
だいたい人間関係がうまくいきます。
3)の遠慮して自分の価値観を伝えない人は
他者からすると
どういう人なのかなかなか理解してもらうことができません。
理解されないから
「私のことなどどうせわかってもらえない」
と卑屈になってしまったり
「なんで私のことを理解できないんだ」
と他者のせいにしたりします。
そういう考え方だと
やはり返報性の法則によって
人間関係は良くはならないでしょう。
もちろん人のキャラクターは
いろいろな側面をもっていますから
自分がどのタイプなのか
一概に決められるものではありません。
時には1)であったり
時には2)や3)であり
相手や周囲の環境によって
出てくるタイプは変わるかもしれません。
大事なことは
いまの自分がどういう状態なのかを
振り返ってみることです。
なんだか人間関係がよろしくないなと感じた時は
その振り返りを行う機会です。
相手のことを理解しようという姿勢を
実践できているかどうかを
考えてみることです。
それによって人間関係は改善するはずです。
自分自身を知る | コーチ探せる
自分の価値観や考え方の癖は、意外に自分ではわからないものです。自分の心のなかの棚卸しをするつもりで対話してみませんか。