私が管理職になったばかりのころ
当時の上司によく言われたのが
「君の意思はどうなんだ?」
という問いでした。
これに答えられないと
「意思がないとだめだ。意思をもて」
と叱られました。
一般職であれば
上から指示されたことを
忠実に実行すればいいのですが
管理職であれば
外部環境や使えるリソースを
確認したうえで
自分の意思をもって
成果をデザインしていくことが求められます。
しんどいことは
しんどかったのですが
そのうちに楽しさも感じてきました。
自分が進む方向を決めて
チームをその方向へ引っ張っていく。
責任の重い仕事ですが
自己決定感があると
各段に仕事が面白くなるのです。
これはどの立場であっても
同じことがいえると思います。
立場によって
裁量の幅は変わってくると思いますが
どんな仕事でも
自己決定できる部分は
必ずあるはずです。
「決定する」ということは
複数のオプションから
どれかを選択するということですが
その選択の理由が
「上司から言われたから」
「誰々がこっちがいいよと言ったから」
といった他者の意向に従ってしまうと
自己決定感は養われません。
部下に指導をするときも
アドバイスはしても良いのですが
最終的にどうしたいかは
自分で決めさせることです。
それを続けていくと
そのひとの自己決定感が養われます。
自分で決めたという実感があって
そこで成果がでると自信が生まれます。
自信が生まれると
余裕ができて
視野が広がります。
視野が広がると
思考や判断の精度が高まります。
このような成長曲線を
描いてもらえると最高ですね。
「自分で決めさせる」大事です。
自分自身を知る | コーチ探せる
自分の価値観や考え方の癖は、意外に自分ではわからないものです。自分の心のなかの棚卸しをするつもりで対話してみませんか。